子供はいかに国語力をつけていくのか ③
難しかった俳句の鑑賞です。
ゆびさして寒星一つづつ生かす 上田 五千石
寒星は「かんぼし」(辞書にはかんせいの読みもあり)
「冬の季語です。
俳句には季語を入れるきまりあったでしょ。
寒星とは冬の星のこと。
つまり昴やオリオン座、冬の季語としては寒昴とか寒オリオンとなります。
そうそう、冬銀河なんて季語もあるよ、きれいでしょ。」
「カッコイイ!」とFくんが参加して来る。
みんなセンスいいなあと思いつつ鑑賞を少し。
そこでね、この俳句を鑑賞するとさ
冬は大気が澄んでいて、星がよく見える。
特にオリオン座とかはっきり輝いているでしょう、
昴とか星が集まっていて、輝いている。
実際指差す人もいれば、
見上げながら気持ちで指差す人もいる。
そんな時、寒星が一層生き生きと光っている感じ、
よく見るとそれぞれの光の量、色、瞬き方まで違っている。
ゆびさして寒星一つづつ生かす
これをね、
「ずつ」にするとどうだろう?
星の輝きの連続が切れちゃう感じがしなくもないよね。
滞るっていうのかな?
「つ」の文字が三つ連なってくると雰囲気でるでしょ。
同じようでちょっと違う感じの輝きがね、表現されている。
それが「つ」と「づ」のところでかもし出されている。
ここまでいうと、ああそうかもといった表情。
やりとりにしたらほんのわずかな時間です。
ちょっとした国語の話。
この「ちょっと」が国語を好きになってもらうような種かもしれません。
好きになったら力がどんどん出てきます。
それが広い意味での「生きる力」に育って行くと思うのです。
好きだから楽にたのしく頑張れてしまうのです。
このような授業でのやり取り、小さな積み重ね、
大事なことは積み上げです。
国語も算数も同じです。
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