こんにちは!
帰国子女英語・英語を担当している森です。
先日、脳科学者の茂木健一郎さんのセミナーに参加させて頂きました。
子どもたちの学習に役立つお話が随所にあったので、少しずつシェアさせて頂きたいと思います。
今回のキーワードは、「安全基地」です。
大人になると、子供の頃に比べてあっという間に年月が経ってしまうように感じませんか?
大人になると、初めての体験が少なくなりますが、子どもたちにとっては毎日が未知との遭遇です。
初めての体験は脳の刺激となり、充実しているため時間が長く感じるそうです。
これはデビュー効果と呼ばれています。
この貴重な時期に、たくさんのことを学び、吸収してもらいたいですね。
さて、色々なことにチャレンジすることができる子どもがいます。
持っているのは根拠のない自信です。
どうして安心して挑戦できるのでしょうか。
それは、「安全基地」を持っているからだそうです。
ここで言う「安全基地」は、家族と仲が良いとか、信頼できる友達がいるなど、他人との絆から形成されるそうです。
この「安全基地」を子供の頃に与えられると、大人になっても安心して色々なことに挑戦できる人に育つそうです。
「安全基地」は転ばないように地面を整えるような過保護なことではなく、ただ何かに取り組んでいる姿をそばで見守ってあげるとか、目を合わせてあげるだけで十分だそうです。
先日、電車にお母さんと兄妹が乗ってきて、お兄ちゃんが席を妹に譲って座らせてあげているのを見ました。お母さんはすかさず、自然におにいちゃんの頭を撫で、「いつもありがとうね。」と微笑みました。お兄ちゃんも満面の笑みでした。
とても微笑ましい光景で、こうやって安全基地が形成されていくのだなぁ、と感じました。
塾でも、子どもたちの「安全基地」の形成に貢献したいと思います。
それでは、また次週続きをお話しさせていただきます。
コメントをお書きください