こんにちは!
帰国子女英語・英語を担当している森です。
先週に引き続き、茂木健一郎さんのセミナーのお話をさせていただきたいと思います。
前回のキーワードは「安全基地」でしたが、今回のキーワードは「フロー」です。
ある課題にあるスキルを持って取り組むとします。
課題を縦軸、スキルを横軸にして考えてみてください。
課題が難しすぎると不安がつのります。
逆に、スキルが高すぎると退屈になってしまいます。
課題の難しさと、スキルの高さが一致している状態のことをフロー状態と言うそうです。
人はフロー状態のとき、リラックスしているのに集中していて楽しく感じ、最大のパフォーマンスができるそうです。
また、この状態が続くとメンタルヘルスにもとても良いそうです。
ここでポイントなのが、リラックスしているということです。
日本人は、「緊張感を持とう」というように、「集中すること=緊張すること」と思いがちだそうです。
しかし実際は、「集中すること≠緊張すること」で、緊張してしまうと最大のパフォーマンスはできないそうです。
長野オリンピックのスピードスケートで日本人初の金メダルを獲得した清水宏保選手は、最大のパフォーマンスができたときの滑りを茂木さんに、「流していたんだよね」と表現したそうです。
スピードスケートは必死に滑っているように見えるだけに、驚きの発言でした。
彼の他にも、スポーツ選手の多くが、1番良い記録が出たときのことを、「リラックスしていた」と語るそうです。
これは日ごろ勉強するときにも、試験を受けるときにも役立つお話ですね。
私自身、さっそく生徒たちの課題とスキルのバランスを整え、集中し、かつリラックスした楽しいフロー状態に導き最大のパフォーマンスを引き出してあげようと思います。
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