こんにちは!
エース学院で英語・帰国子女英語を担当している講師の森です。
今日は先日気になった英語教育に関するニュースのお話をさせていただきます。
3月17日に配信されたY!ニュース
“文部科学省は17日、高校3年生を対象に英語の「読む、聞く、書く、話す」の4技能の学力を調べた英語力調査の結果(速報値)を公表した。「読む、聞く」の平均的学力は英検3級(中学卒業程度)相当、「書く、話す」はさらに低く、書くは過半数が正解率1割以下だった。国の教育振興基本計画の目標(高卒時英検2~準2級程度)とは大きな差があり、英語嫌いの生徒も多かった。”
ご存知の方も多いかと思いますが、英検3級は中学卒業レベルです。
それが今の日本の高校3年生の平均レベルです。
国の掲げている目標とのギャップにはショックを隠せません。
また特に注目したいのは、「読む、聞く」に比べ、「書く、話す」の平均がさらに下がる点です。
前者は受動的、後者は能動的と言えると思います。
たとえ読むことや聞くことができても、書いたり話したりできなければコミュニケーションになりません。
4技能をバランスよく修得する必要があります。
諸説ありますが、一般的に外国語で「聞く」力を習得する臨界期は9歳と言われています。
10歳以降に「聞く」力を養えないという訳ではありませんが、特に吸収の早い9歳までにこの能力を伸ばしてあげることが子どもたちのためになると思います。
また、文法の理解はある程度論理的に考えられる年齢になってからのほうが効率的に学習されるでしょう。
それぞれの年齢に合わせて、効果的に4技能を修得していくことが理想的ですね。
また、「なぜ英語を勉強するのか」という疑問にきちんと答えてあげること、英語を学んだその先にどのような「良いこと」や「可能性」が待ち受けているのかを教えてあげることで、英語嫌いに陥らないよう導いてあげることも大切です。
エース学院では小学生向けの英語の授業を行っております。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。
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