こんにちは。
木曜ブログ担当の関根です。
久々の算数ブログです。(最近のブログ内容が精神論ばかりになってしまい申し訳ありません。)
今日は計算の工夫について。特に『円』の問題についてです。
『円』や『扇形』の面積や円周(弧)を求める問題で、答えはあっているのですが、その答えを導くために、無駄な計算に時間を費やしている生徒さんをみかけます。
具体的な問題を見てみましょう。
半径が5cm、中心角が144度の扇形の面積は?
『扇形の面積=半径×半径×円周率(3.14)×中心角/360』の公式に当てはめれば簡単ですね。
5×5×3.14×144/360の式で求められます。
ちょっと極端な例ですが、このような計算をしている生徒さんを見かけます。
5×5=25
25×3.14=78.5
78.5×144=11304
11304÷360=31.4 答え31.4平方cm
確かに答えはあっていますが、これで計算に時間がかかりすぎてしまいます。
まず中心角です。約分できるものは先にしてしまいましょう。
144/360=2/5
次に計算の順序です。掛け算は並び替えても答えは変わりません。
5×5×2/5×3.14
このように並び替え、計算すれば
10×3.14=31.4 答え31.4平方cm
これならば筆算をすることなく簡単に素早く解答を導き出せますし、計算ミスも防げます。
特に円の計算では円周率(3.14)を含む計算がほとんどなので、計算が面倒ですし、ミスも多くなります。
できるだけ簡単な計算をするように心がけましょう。
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